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若い人に伝えたい事

なにげにTwitter(X)でツイートした内容があったので改めてこちらで詳しく語りたいと思います。

・複利を学んで超長期投資を考えよう

 かのアインシュタインが「人類最大の発明は複利である」という言葉は金融や投資をある程度知っている方なら聞いたことはあると思います。

 (複利とは)

 100万円を年利3%で10年間複利運用すると(ここでは信託報酬や税金は無視します)、1年目は103万円、2年目は103万円の3%なので106.09万円、3年目は109.2727万円、、、

 元本である100万円から毎年3万円増えるのではなく元本が増えてそれをさらに運用するため少しずつ増えるペースが上がっていきます。もちろんその間に毎月積み立てていけば増えるペースもその分増加します。2024年から始まる新NISAなども念頭に入れて、10年20年積み立てていけば増える可能性は十分あります。なお、昨今の世界情勢も考えると近い将来には株式市場は大きな下落を経験するかもしれません。投資とは増える可能性もありますが、下落リスクもあることをお忘れなく。

・健康なうちに保険は入った方が良い

 自分自身、難病持ちですので殆どの生命保険に入ることは不可能です。ごく一部投資性のあるものには加入は可能ですが、制限がとても大きいです。年齢を重ねると持病や突然の事故、メンタル面も含めて病気などになる可能性が高くなります。
 また、若い頃からきちんとした生命保険に入っておくと毎月の支払いも少額で済みますし、掛け捨てではない商品だと満期を迎えたときに介護や年金の代わりにもなるものがあります。ただし、掛け捨てや条件の悪いものもありますので、何十年も支払う高額商品であることに十分留意して商品選びをした方が良いと思います。

・リボ払いは絶対にやめた方が良い

 年利15~18%、欲しい物がすぐ手に入るのはとても魅力ですが、後々残高が減らなくて最終的に自己破産する人も多いです。自分も20代の頃は家の事情もあって数百万円のリボ払いやキャッシング、いわゆる借金がありました。2000年初めの頃は武◯士やレ◯クの金利は29%程度で、めちゃくちゃ苦労したのを覚えています。
 リボ払いは最初に5万円の商品を購入して、毎月5000円や1万円程度を支払います。しかしながら、20万円の利用枠があれば人によってはすぐに限度額ギリギリまで使ってしまいます。また、毎月ちゃんと支払いをしていれば50万円、70万円、100万円と限度額が上がっていきます。そこがとても怖いのです。お金に色はついていませんので、どの段階でどの商品を買ったのか分からなくなるのもリボ払いの怖さです。今は少額利用しているという方も繰越返済して残高をゼロにしましょう。まだ使ったことない人も絶対に近寄らないように。

・欲しいものがあるなら金利ゼロや低金利での分割払いは可

 上記のリボ払いに近いのですが、こちらは”支払える範囲であればギリギリ可能”という感じです。頑張ってお金を貯めて購入するのが一番ですが、カメラや車・パソコンなど高額な商品の場合は、昨今のインフレ状態を見る限り先に購入もあるのかな、と。勿論キャンペーンなどで支払い手数料ゼロなどを利用して、なおかつ”支払える範囲”で。

・年金は払った方が良い

 国民年金。無駄だなぁと思ってる人が多いと思います。65歳?70歳?貰える金額も少ないでしょ?

 テレビや新聞その他SNSでもこのような意見がとても多く見受けられます。ただ語られてるのは”老齢年金”のことばかり。”障害年金”や”遺族年金”はほとんど語られていません。

 自分自身難病持ちで障害年金受け取っているので、年金は払ったほうが良い派なんですが、もしも病気や怪我・事故で障害が残った場合、上記の生命保険でカバーはある程度できますが、生命保険の場合は契約に従った保険金の受け取りのみなので、足りない可能性があります。例えば後遺障害特約6000万円の生命保険があった場合、6000万円は受け取れますが、その額が少なかったりした場合、一生安泰とは言えないかもしれません。

 また、老齢年金でも毎月20万円の生活費が必要だが年金は10万円しか貰えない、という時は残りの10万円は自助努力で若い頃から超長期投資をする、65歳(将来は70歳?)以降でも10万円は働いて稼ぐなど何かしらの対策は必要でしょう。投資や生命保険など、若い人は色んな選択肢があります。

・見栄の為の買い物はするな

 これなぁ~、自分自身若い頃やりました。詳しくは語りませんが。他の人が持ってるから私(俺)もという買い物、「あいつがアレ持ってるから俺はもっとグレードの高いもの」、人間そういう見栄の心はあるのです。元々ないよ~って人は逆に羨ましく感じます。

 買い物・食事・旅行、”本当に自分が欲しいと思うもの”にお金を使ってください。

・収入に見合った生活を心がけること

 上記の見栄の為の買い物やリボ払いなどにも重なりますが、”収入に見合った生活”がまず大前提だと思います。借金は将来の自分が苦しくなります。見栄張るために買ったものは使わなくなったり楽しくないかもしれません。将来を見据えた現実的な判断を心がけてください。
 ひとり暮らししたいという場合は、今の収入を見て支払える範囲なのか、無理してないかで家賃を決めて部屋選びしてください。携帯電話が高いなというならサブブランドや格安SIMに移行すれば月々の支払いが減ります。使ってないサブスクの解除、高くなった美容室は他に探してみるなど人それぞれ違うので、生活費のダウンサイジングが可能かどうか考えてみてください。