キヤノンが現在販売しているレンズ交換式カメラには
・EOS-1D Xや5Dシリーズを始めとするEFマウント
(EOS 90DやEOS Kiss X10iなどは互換性のあるEF-Sレンズもあります)
・ミラーレスEOS RやEOS RP専用のRFマウント
(マウントアダプタを使えばEFマウントレンズも使用可能)
・EOS Kiss MなどのEF-Mマウント
(マウントアダプタを使えばEFマウントレンズも使用可能)
ちなみにマウントアダプタを使えば
RFマウントカメラにEFレンズ(クロップするがEF-Sレンズも使用可能)
EF-MマウントカメラにEFレンズ(EF-MはAPS-CなのでクロップなしでEF-Sレンズも使用可能)
注意点としてはRFマウントカメラにEF-Mレンズは使えません。
その逆にEF-MマウントカメラにRFレンズは使えません。
RF・EF-Mはミラーレスカメラなので(フランジバックの関係で)互換性が無いのです。
個人的には現在EFマウントであるEOS 5D Mark IVをメインカメラとして保有し、神社仏閣巡りや街歩き用としてEOS M100を保有しています。

今回はEF-Mマウントカメラのお話です。
EF-Mマウントカメラの利点と欠点
・とにかく小型軽量
これに尽きます。カメラ本体とレンズ4本保有していますが、1.2キロ弱です。これはEF70-200mm F2.8L II USM単体(1.7キロ)より軽量です。
・小型軽量のくせにセンサーがAPS-Cサイズ
他のカメラマンさんに見せても「これでAPS-Cサイズ??」と驚かれます。
・EFレンズとの互換性
マウントアダプタを使えばEFレンズも使用可能です。小型軽量カメラとしてマイクロフォーサーズマウントカメラもありますが、同じメーカーでレンズの互換性があるのは大きな魅力です
・ズームレンズの開放F値が大きい(暗い)
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M22mm F2 IS STM
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
開放F値が3.5~6.3と比較的大きいです。メーカーの設計思想として、レンズの太さを制限しているためです。開放F値が小さいレンズも作れますが、レンズ径が太く、結果的に重くなるので、意図的に設計しているのだと思ってます。
明るい(開放F値の小さい)レンズはEFレンズやRFレンズにお任せというスタンスですね。マウントアダプタを使えば使えます。

EOS M100と EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
35mm換算24~72mmとなり、標準ズームレンズとして最適です。
重さも454g(実測値)と500mlペットボトルよりも軽いですね
こちらは EF-M22mm F2 IS STM 。424g(実測値)と一番軽くなります。35mm換算35.2mmと使いやすい35mm付近の画角でF2という明るさでスナップやテーブルフォトなどに最適です。

EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM です。15-45mmより重い(実測値540g)ですね。35mm換算17.6~35.2mmと超広角レンズであり、楽しいレンズです。
望遠ズームの EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM です。長いので重さも588g(実測値)ですが、35mm換算88~320mmとこの重さとしてはかなり優秀だと思います。
ご紹介したEOS M100と4本のレンズの総重量は1.2キロ弱です。それでいて描写力も十分だと思ってます。神社仏閣巡りや街歩きには最適ですね。
EOS M100は小さいですが、ファインダーが無いのでスマホライクな撮影方法になり、個人的には動くものの撮影が難しいです。そのうちEOS Kiss MとEF-M18-150mmという便利ズームのセットで購入したいと思っています。
個人的なオススメとしてはEOS Kiss Mが良いと思います。ホットシューがあるので、クリップオンストロボやストロボトリガー(Godoxなどの社外品)も使えるので、コスプレ撮影にも向いているかと。
ただ一つだけ懸念されるのは、RFマウントに集約されないかな、ということです。ただ、EF-MとRFでは設計思想が若干違うところがあるので、継続してほしい気持ちではありますが。
小型軽量なカメラをお探しの方は候補の一つにしてみると良いかもしれません